不妊と言われると大抵の方が女性に何らかの問題があり、妊娠のしにくい体、欠陥があると考える方が多くいます。古い考えですが、出産をするのは女性であるのだから、女性の体に何らかの問題がなければ順調に妊娠が出来るはずであるという何の根拠もない理屈で女性を責めるケースが多くなります。しかし、実際には不妊の原因は女性だけのものではなく、男性にも何らかの問題があり不妊になるケースも多いことが分かっています。
男性の不妊の原因になるのは幼少期の病気や怪我、先天的な精子の異常などが挙げられます。おたふく風邪や水疱瘡など高熱を発する可能性のある病気を体験することで精子を作る機能が低下し、受精を正常に行うことの出来る精子を作ることが出来なくなることがあります。また、先天的に精子に異常があると、受精をすることが出来ず、結果として不妊ということになります。男性機能は正常に機能していても、受精をするための精子が正常に機能していなければ妊娠などするはずもありません。また、精液の中に精子が全くない「無精子症」と言うものもあります。前述の熱病など原因とした物や先天的なものもありますので、不妊を疑うのであれば、女性だけではなく男性の不妊検査を行わなければいけません。
日本は古くから男尊女卑の傾向が強く、今なお、出産は女性だけに責任があるものと言う傾向が根強くあります。しかし、妊娠をするのは女性だけで行うことは出来ません。男性と言う存在があり、精子を提供してもらうことで初めて妊娠をすることが出来るのです。不妊治療には大きな負担がかかります。仮に男性に原因があったとしても肉体的な負担を受けるのは女性ですから、まずは女性の体を気遣い、ケアをして不妊治療にかかる負担を少しでも減らしてあげるようにするといいでしょう。

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